悠久の森と飛鳥時代から続く匠文化を背景に、大正9(1920)年、地域の発展を願う有志が、「無用の長物」とされていたブナを活かし、曲木家具づくりをはじめました。先人たちのひたむきな努力と挑戦により、飛騨は日本を代表する家具の産地へと発展しました。匠の心と技とは、人を想い、時を継ぎ、技を磨き、森と歩むこと。節や杉の魅力を引き出した家具を世の中に送り出してきたように、これからも私たちは森林資源への探究を重ね、その活用を牽引し、木の温もりある暮らしをお届けしたいと考えます。新たな創造を可能とし、その魅力を求めて人々が集う場所へ。創業の地である飛騨を「木工の聖地」とすることが私たちの志です。