山次製紙所は、明治元年創業の手漉き越前和紙のメーカー。
様々な技法を使って模様を付ける美術小間紙の製造を主としています。
生活必需品ではなくなり、伝統工芸と見られるようになってきた手漉き和紙を、昔のように身近に感じる存在にしたい。
その想いから、『和紙を現代のあたりまえに』をビジョンに掲げ、日々製作に取り組んでいます。
近年では、独自の技法で凹凸をつけた「浮き紙」という和紙を用いた茶缶やカードケースなどの日用品も展開し、和紙の可能性を探求し続けています。
伝統工芸も使い方によって現代の生活になじむのだということを、浮き紙をはじめとする私たちの和紙を通して知っていただけたら嬉しく思います。