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〜祈りとしての工芸〜 登壇者のご紹介②

令和元年、5月17日(金)に開催を予定している「第3回 産地カンファレンスin会津若松2019」。

 

鼎談①では、染織家・随筆家 志村洋子氏(写真左)と atelier shimura 代表 志村昌司氏(写真右)をゲストにお招きし、モデレーターには哲学者 鞍田崇氏を迎えて工芸やものづくりの「継ぎのかたち」についてお話を伺います。

 

 

志村洋子さんのお母さまは1990年、重要無形文化財「紬織」保持者(人間国宝)に認定された志村ふくみさんです。

 

洋子さんは「藍建て」に強く心を引かれ、30代から母・ふくみさんと同じ染織の世界に入りました。1989年、宗教・芸術・教育など文化の全体像を織物を通して総合的に学ぶ場として母娘で「都機工房(つきこうぼう)」を創設。

 

写真提供:アトリエシムラ 撮影:刑部信人

 

洋子さんの息子である志村昌司さんは、京都大学法学研究科博士課程を終了後、京都大学助手、英国Warwick大学客員研究員を経て、2013年に祖母・ふくみさんと、母・洋子さんとともに芸術学校「アルスシムラ」を設立しました。これまでの世の中にないような教育の仕組み、伝統工芸的な個人ではあり得なかったものづくりの社会的な仕組みを実現するために活動されています。

 

モデレーターは、昨年のカンファレンス「工芸と工業の次」にもご登壇いただいた哲学者・鞍田崇さんが務められます。鞍田さんは現在、明治大学理工学部准教授として教鞭をとりながら、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、工芸・建築・デザイン・農業・民俗など様々なジャンルを手掛かりとして、現代社会の思想状況を探ります。

 

 

徒弟制や家内制手工業的なあり方では工芸の継承自体が困難になりつつある近代は、テクノロジーによって大きく社会の仕組みが変化していく時代でもありました。社会の仕組みが改変されるなかで、工芸的な営みや精神、そして技術はどのように継承されていくことが求められるのでしょうか。「アルスシムラ」という芸術学校の取り組みや教育という視点から、これからの時代の「継ぎのかたち」についてお話いただきます。

 

 

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申し込み締切:5月10日(金)
※交流会はすでに3分の2の予約が埋まっており、定員に達し次第締め切りとなります。

 

トップ写真提供:アトリエシムラ 撮影:刑部信人

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